ピジョン 多機能型ベビーカー fino フィーノ 評価・メリット・デメリットを解説
2017年に発売ピジョンから発売された多機能型ベビーカー、フィーノ。ピジョンからはランフィと言うベビーカーも発売されており両機種とも他のメーカーにはないシングルタイヤという特徴を持っています。
今流行りのシングルタイヤはランフィにだけしか無いと思いがちですが実はフィーノも同じシングルタイヤなのです。同じシングルタイヤを持つベビーカー同士どのような違いがあるのか気になりますよね?
今回はそんなピジョンのフィーノの特徴を一緒に覗いていきましょう。
- ・ピジョンってどんなメーカー?
- ・フィーノってどんなベビーカー?
- ・どのような人に向いているのか?
- ・フィーノの主な特徴
- ・フィーノのデメリット
- ・コンビ
- ・アップリカ
- ・ランフィシリーズとどっちがオススメか?
- ・まとめ
・ピジョンってどんなメーカー?
ピジョンはベビー食品、ベビー雑貨などのベビー用品から妊婦帯などのマタニティグッズまで幅広く扱っているメーカーです。特に哺乳瓶の母乳実感などは日本でトップクラスの売上となっており哺乳瓶=ピジョンという方も多いでしょう。
今でこそベビーカー業界での認知も強まりましたが実はピジョンがベビーカー業界に参入したここ数年の話です。2018年辺りからランフィが爆発的なヒットを打ち出し今ではベビーカー業界でもアップリカやコンビなどの錚々たる会社と肩を並べる程になりました。
・フィーノってどんなベビーカー?
・基本スペック
・本体価格:¥62,000+税
・使用月齢範囲:生後1ヵ月~36ヵ月まで(体重15kg以下)
・重量:本体重量6.8kg(ハグットシートSD付)
・リクライニング角度:115度~165度
・タイヤ径:φ180mm
・サイズ(最大寸法)
・[折りたたみ時]W510×D400×H1020〜1120mm
・[展開時]W510×D800〜960×H870〜1110mm(背面位)
・[展開時]W540×D880〜1040×H800〜1065mm(対面位)
※奥行、高さはハンドルアジャスターの利用により変わります。
ピジョン フィーノは大きく機能的に充実しているのが特徴です。
その分値段や重さなども向いているか向いていないかも大きく分かれるベビーカーです。あなたにピジョン フィーノがあなたに適切かどうかも次の項目で詳しく見てみましょう。
・カラーバリエーション
・どのような人に向いているのか?
A型ベビーカーは大きく分類すると3つのタイプに分かれます。
- コンパクトで持ち運びのしやすい軽量型タイプ
- 大きくて機能性抜群の多機能タイプ
- 走行性能がピカイチ スタイリッシュな三輪タイプ
フィーノは多機能型ベビーカーに分類され以下のような方にオススメです。
- 家や車などスペースにゆとりがあり大きさを気にしない
- 長時間持ち運ぶことが少なく重さを気にしない
- 少し高くても良いものを買いたい
- タイヤが大きく押しやすい方がいい
- 赤ちゃんの座るシートは広い方が良い
- 荷物を沢山乗せれる大きなバスケットが欲しい
などです。
フィーノは大きくて重量もそこそこにあるのでコンパクトさや軽さを求める方には向いていませんが、その分性能に優れています。もしこれらの特徴を見て"大きいのは邪魔だなぁ"、"持ち運ぶ機会が多いから軽い方がいいな"などの感想を抱いたなら軽量型ベビーカーの検討をオススメします。
ピジョンの軽量型ベビーカーの記事はこちら
・フィーノの主な特徴
・押しやすさバツグンのシングルタイヤ
フィーノの一番の特徴は押しやすさです。その押しやすさの理由はこのシングルタイヤにあります。基本的に四輪型ベビーカーのほとんどがダブルタイヤと呼ばれる2つのタイヤを使用しています。
フィーノはこのダブルタイヤから一新してシングルタイヤと呼ばれる新しいタイプのタイヤを採用しており、その機能性を遥かに向上させました。
ダブルタイヤとシングルタイヤとで比較したメリットはこちらになります。
- 押しやすさが格段にアップ
- 小回りが利きやすい
- 足元が広くなり押すときに邪魔になりにくい
- 見た目がスタイリッシュでおしゃれ
などですね。シングルタイヤから織り成すこの押しやすさこそがランフィの真骨頂と言え、軽量型ビーカーの中ではトップクラスと言っても過言ではないでしょう。
・U字デザイン
フィーノはシングルタイヤを採用しているのでタイヤが2個分足元が空き広々としています。
タイヤとタイヤの間に空間があることで押したときに足がタイヤに当たってしまうという弊害が無くなりより押しやすくなっているのです。
足の長い方は程タイヤに足をぶつけてしまうのをやりがちなので結構重要な特徴だったりもするのです。
・スイング式サスペンション
ピジョンのフィーノは他メーカーには無いスイング式サスペンションを採用しています。
サスペンションとはタイヤが地面から伝わる衝撃を吸収し柔らげる機能を担っております。自転車や自動車にも採用されておりこれがあるからこそ私たちのお尻はガタガタする振動から守られお尻が痛くならないのですよ。
その中もこのスイング式サスペンションは段差を乗り越える時などに活躍するようなサスペンションとなっています。
・ママだっこサスペンション
フィーノは座面の下四か所にサスペンションを配置しています。タイヤのサスペンションだけでは吸収しきれない振動をこのサスペンションで緩和してくれるのです。
赤ちゃんがベビーカーの中でより快適に過ごせるように考えれた機能ですね。
・ハイポジションシート
フィーノは56cmのハイシートとタイプなっています。
シートが高いと赤ちゃんを地面から伝わる熱やホコリから遠ざけてくれる上に、パパやママとの距離も近くなり下ろししやすくなります。
今のベビーカーは大体がこのハイシート仕様になっているのでフィーノだけの特徴とは言い難いですがこれも大事な特徴の一つですね。
ハイシートの中でもシートの高さはベビーカーによっても数cmの差はありますが、体感としてはそこまで変わらないと思うのであまり気にしなくてもいいかもしれません。
・ハンドルアジャスター搭載
フィーノのハンドルにはアジャスターが付いておりハンドルの高さを自由に変えることができます。身長の高い方でも低い方でも自分の押しやすい位置に調整できるという地味に便利な機能なのです。
またこのハンドルアジャスター機能を使えば折り畳んだ後少しコンパクトにする事ができるというのも地味に便利なポイントです。
車などに積むときにアジャスターを使用するとスペースを確保できて便利ですよ。
・大型幌とバスケット
フィーノの幌は軽量型ベビーカーのランフィなどと比べると大きな作りとなっておりシート全体を包む事ができます。
またバスケット大きめとなっておりたくさんの荷物をのせる事ができるようになっています。
・フィーノのデメリット
・大きくて重い
フィーノの重量は6.8kgです。コンビの軽量型ベビーカーは重量5kgほどとなっており比較すると中々の重さになります。
移動の手段がバスや電車がメインという方にすればこのベビーカーを持ちながら歩くことになってしまいとても向いているとは言えません。
ちょっとした車の積み降ろしなどならパパがいれば難しくはないと思いますが、ママ1人でこれを頻繁に持つとなればなかなかしんどいでしょう。
・本体価格が高い
クロスゴーのお値段は税抜62,000円となります。消費税を入れると70,000円近くの金額になりなかなかの出費となります。もちろんその分機能性は優れているので値段相応ではあるのですが、ベビーには今後も色々とお金がかかりますからね...
・ダブルタイヤと比べると安定性が劣る
最大のメリットとも言えるシングルタイヤですが、通常のダブルタイヤと比べてマイナスな一面もあります。タイヤが一つしかない為安定感ではダブルタイヤに劣ってしまうのです。
例えば、溝などにはまってしまった時ダブルタイヤなら片方のタイヤは地面に着いたままなので復帰も簡単にできます。
しかし、シングルタイヤだと車体そのものが傾いてしまうので復帰にそれなりの力を要します。他にも線路の溝にはまってしまう可能性があります。
あくまで極端な例ではありますが
自分の周りにはまりやすい溝などは多くないか?、そういった道を通る事が多くはないかといった事を踏まえて自分にあったベビーカーを選んでみてください。
・他のメーカーと比較して
・コンビ
アンブレッタシリーズとの違いは?
-
プレミアムモデルとモデルの2種類が存在している
- プレミアムVerにはレッグサポートと防水仕様のカゴカバーが付属
- 幌が大きく360°ベビーを守る事のできる仕様
- 完全防水幌により赤ちゃんを雨から守る事ができる
AttOシリーズとの違いは?
- 3種類のグレードが存在している
- 高さ61cmの超ハイシート(クロスゴーは58cm)
- ボールベアリング搭載により押しやすさが格段にアップ
- 見た目が北欧風でオシャレ
- 別途発売されている専用アイテムを購入することでカスタマイズ可能
- ハンドルの切り替えができず、向きを変える時は座席を取り変えなければならない
クロスゴーとの違いは?
- 四角型の幌により広々とした空間をお届け
- シート全体にエッグショッククッションが採用
- エッグサスペンション搭載
- タイヤからバスケットまで大きく堅実的な性能
・アップリカ
オプティアシリーズとの違いは?
- プレミアムとオリジナルモデルの2種類がある
- ソファークッションによりクッション性抜群
- 2重のサスペンションにより振動を吸収
- 反動がソフトレザー仕様で肌触りが良い
- 手元でハンドルの切り替えができて便利
・ランフィシリーズとどっちがオススメか?
ピジョンからはフィーノだけでなくランフィと呼ばれるベビーカーも存在しています。フィーノと同じでシングルタイヤを採用しており押しやすさに定評があります。
ピジョンは軽量型ベビーカーなのでフィーノと比べると小型になりますがRA9からはタイヤにボールベアリングが採用されおりより押しやすくなっています。
単純な押し心地だけならランフィの方に軍配が上がると言ってもいいでしょう。
どちらか迷った時は軽量型ベビーカーと多機能ベビーカーの違いもそうですがこの"ボールベアリング"の存在も視野に入れると良いでしょう。
・まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
フィーノは多機能型ベビーカーからなる安定感やシングルタイヤによる押しやすさが何よりの強みです。
しかし、現在では古いモデルとなってしまっているため新しいモデルのベビーカーと比較するとどうしても劣っている面もあります。
フィーノにはフィーノだけの強みランフィにはランフィの強みがある為一概にこちらが良いとは言い切れません。それぞれの特徴をよく知り値段の変動などを見て選ぶのも手でしょう。